ジャンル別テンポ・BPMガイド: LargoからPrestissimoまで
楽譜の「Allegro」は何BPM?ポップスは普通どのくらいの速さ?メトロノームに入れる数字に迷ったときのために、クラシックの速度標語とジャンル別の一般的なBPM帯をこの1本にまとめました。
クラシックの速度標語とBPM
クラシック楽譜のイタリア語の速度標語は、おおよそ次のBPM帯に対応します。絶対的な規則ではなく慣例的な目安として使ってください。
- Largo (ラルゴ) — 非常に遅く幅広く: 約40〜60 BPM
- Adagio (アダージョ) — ゆるやかに: 約66〜76 BPM
- Andante (アンダンテ) — 歩くような速さで: 約76〜108 BPM
- Moderato (モデラート) — 中くらいの速さで: 約108〜120 BPM
- Allegro (アレグロ) — 速く快活に: 約120〜156 BPM
- Vivace (ヴィヴァーチェ) — 生き生きと速く: 約156〜176 BPM
- Presto (プレスト) — 非常に速く: 約168〜200 BPM
- Prestissimo (プレスティッシモ) — できる限り速く: 200 BPM以上
ジャンル別の一般的なBPM帯
ポピュラー音楽にはジャンルごとに慣例的なテンポ帯があります。例外は多いものの、コピーや作曲を始めるときの良い出発点になります。
- バラード・スロウR&B: 60〜80 BPM
- ヒップホップ/ブーンバップ: 80〜100 BPM / トラップ: 130〜150 BPMが多め (ハーフタイム感)
- ポップス: 100〜130 BPM — ヒット曲が最も集まる帯域
- ハウス・ディスコ: 115〜130 BPM
- ロック: 110〜140 BPM / パンク・ハードコア: 150〜200 BPM
- テクノ・トランス: 125〜145 BPM
- ドラムンベース: 160〜180 BPM
- ワルツ(3/4拍子): 84〜96 BPM / ジャズスウィング: 120〜200 BPMと幅広い
ランニングケイデンス180 — 音楽家だけの道具じゃない
メトロノームはランニングの練習にも使われます。1分あたりの歩数(ケイデンス)を一定に保つと着地の衝撃が減り効率が上がるとされ、よく挙げられる目安が180 SPM(steps per minute)です。メトロノームを180 BPMに設定し、クリックごとに足を着けばそのままケイデンス練習に。最初は170程度から始めて少しずつ上げるのがおすすめです。ダンス練習、ジャグリング、呼吸法にも同じ方法が使えます。
曲のテンポがわからないとき: タップテンポ
表を調べなくても、いま流れている曲のテンポをすぐ知る方法があります。Pulse MetronomeのTAPボタンをビートに合わせて数回叩けば、BPMが即座に計算されて設定されます。アプリは20〜300 BPMに対応し、各テンポにLargoからPrestissimoまでの名称を表示するので、この記事の表はアプリの中でそのまま確認できます。もちろんSTARTを押せばそのテンポはプリセットへ自動保存されます。
見つけたテンポを、すぐ練習に
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